マスター・カーロス・グレイシーJr. 誕生日
マスター・カーロス・グレイシーJr.誕生日。柔術で人々の生活を変える。
graciemagより
2015年4月に紅白帯に昇格されたマスター・カーロス。
紅白帯はブラジリアン柔術8段を意味する。これは柔術における最高位の赤帯までの最終段階だ。
graciemagは紅白帯と柔術で人々の生活を改善する意味についてインタビューした。
graciemag:
あなたにとって紅白帯の意味とは何ですか?
カーロス・グレイシーJr.:
「長年、柔術に献身してきた証だと思う。軍隊で例えるなら4つ星の勲章。
将来、赤帯になったときには5つ星の勲章をもらうようなものだ。」
graciemag:
柔術をどう定義しますか?
カーロス・グレイシーJr.:
「私のとって柔術は使命だ。父は柔術の先駆者であり、
私がグレイシーファミリーに生まれたゆえに託されたミッションだ。
父が先駆者でなければ柔術は今日のように続いてないと思う。
たくさんの人が父の後に続き、人々の絆を作り、
生活を改善するツールになるよう努力した。
柔術は人々を心身ともに健康にするパワフルなツールだ。
柔術は国籍、地位、民族、性別問わず人の絆をつくることができる。」
graciemag:
柔術があなたに与えた最大のベネフィットは何か挙げてもらえますか?
カーロス・グレイシーJr.:
「柔術が自分を自分たらしめている。
柔術を通じて人格が磨かれた。多くの友人ができた。
人生で学んだことの全てが柔術を通じてでした。
柔術は私の人生にとって自分を推進させるエンジンのようなものです。
それがゆえに私は柔術をなるべく多くの人へ普及させることができるよう日々努力しています。
自分が柔術で得たものと同じものを人にも得てほしい。
柔術なしの自分の姿など想像できない。」
graciemag:
柔術を始めたばかりの人へ黒帯を目指す上でのアドバイスはありますか?
カーロス・グレイシーJr.:
「柔術は人生のガイドだ。道場で負けることは人を謙虚にさせてくれる。
最大限の楽しみも与えてくれえる。
また人の役に立つ重要性も教えてくれる。
あなたが死んだとき残るもの、それはあなたが人にしてあげたことです。
それこそが遺産です。
私が初心者に伝えたいのは柔術は単なる格闘術ではないということ。
哲学であり、人々の生活を良くする強力なツールだということ。
この考え方こそがその人にとっての最良の教師となるでしょう。」