練習相手をいかに守るか from GB blog
相手との密接な接触があり、練習パートナーへの配慮が必要なスポーツはそう多くありません。
道場では練習相手を怪我から守らなければいけないシチュエーションがあります。
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1)練習相手の背後に気をつける
隣のペア、壁、マットの端、柱等にぶつからないように。
相手が気づいていない時は、潜在的な危険性から守ってあげるのはあなたの役割です。
激突する前にスパーリングを一時停止しましょう。
投げ技の時に受け手に怪我させないのはあなたの責任です。
責任の重さを真摯に捉えて下さい。
2)指やつま先がドウギに引っかからないように
スパーリングをするとよく袖の中に指やつま先が引っかかり捻ってしまう事があります。
もしその状況に気づけばただちに一時停止し解除した後にスパーを再開して下さい。
3)関節が不安定な位置になっていないか
テイクダウンやスイープを仕掛けた時、体重が乗り相手の膝を捻ってしまう可能性があります。
相手のポジションが不安定な時は強引に技を続けないで下さい。
4)サブミッションはタップ前に離す
まずはじめにサブミッションを仕掛けられた時にタップするのはあなたの責任です。
練習相手はあなたにどれだけの柔軟性があるかを知りません。
それと上級者ほど練習相手をうまく守ってあげる必要があります。
技術が高い人になると、キムラ、腕十字で相手がタップしない場合は離してあげます。
怪我をさせない様に離しているのに不機嫌に「タップしてませんけど!」と主張してくる人も中にはいます。
腹が立つかもしれませんが、大局的に考えれば怪我が起きず大切な練習相手がいてくれる事の方が余程重要です。
練習相手が怪我をしないよう助けてあげましょう。