パスガードを良くする原則 from GB blog
ブラジリアン柔術には様々な種類のガードスタイルがあります。
・バタフライ
・デラヒーバ
・スパイダーガード
・シッティングガード
・クローズドガード
・ラペラガード
・Zガード
などなど。。。
全種類のガードをパスする為に全てのパスガードを覚えなければならないのでしょうか?
柔術を学ぶ上で必要とされる技術の情報量は劇的に多くなってきています。
もちろんそれぞれの対処法を覚えるのも大事でしょう。
しかしそれ以前に、全てのパスガードに共通する原則というものもまた存在します。
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1)グリップとフックを外す
パスガードの前にグリップを切る事で相手にコントロールされないようにします。
パスガードを一時停止し、グリップやフックを外します。
時にはパスの途中でも止まる必要があります。リセットしやり直しましょう。
フックされている状態で横に回らないように。
どんなフックやグリップがパスガードの邪魔をしているかよく確認しましょう。
2)困惑させる為にサイドをチェンジする
試合を見ていた時の事です。
青帯の生徒がZガードに対してヒザ割りのパスガードで攻めていました。
6分間ずっと同じ攻防が続くまさに膠着状態でした。
途中サイドを変え反対方向を攻撃するなどの戦術があれば試合は大きく変わったでしょう。
サイドを変えられると、ガード側はグリップを作り直さなければいけません。
相手の守りが堅い時はサイドを変えてみましょう。
反対サイドが苦手な人も多くいます。
3)良い姿勢とベース
アウグスト”タンキーニョ”メンデスとエディー・カミングスとの試合での事です。
タンキーニョはカミングスの足関節を防いで勝利しました。
強いポスチャーとベースはサブミッションをシャットダウンさせるという良い例でした。
良い姿勢やベースは地味ですが、トップゲームの為に極めて重要な要素に間違いありません。
多くの人のミスはベースを忘れて、パスガードを攻め急ぐ事だと思います。
ガードからの攻撃は沢山ありますが、良い姿勢とベースでそれらを無効に出来るのです。
パスガードをする際に試してみてください。